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昨日の記事のつづきです。
作業療法(OT)検査を受けました(その1) - 本当にあったアスペル男子の愉快な日々
作業療法(OT)検査を受けました(その2) - 本当にあったアスペル男子の愉快な日々
さて、いよいよ評価です。
フィードバックの内容が難しかったのですが、素人なりに何とか頑張ってまとめようと思います。
私がフィードバックを受ける間、長男は別室で助手みたいな方と遊びながら待っていました。
最初に、長男が全く目が回らない事について指摘を受けました。
「⑤底が丸い船みたいな入れ物に入り、クルクル回されました。
↓
⑥⑤の後すぐに平均台を歩かされました。」
の流れで、本来であれば目が回って平均台を歩くことなんて出来ないはずが、長男は何の問題も無く普通に歩いていたためです。
後で本人にも聞きましたが、全然目が回っていなかったとのこと。
人間は、お母さんのお腹の中にいる時は羊水に浮かんでいるため無重力状態ですが、生まれた瞬間から約10キロの重力を受ける世界で生活をすることになります。
赤ちゃんは最初のうち体を丸めていますが、少しずつ筋肉を緊張して重力を跳ね返す力を備えて行き、首が座って、お座りできるようになり、立ち上がって・・・と、地球上で生活していくための体勢を作って行くのだそうです。
その時に、自分が受ける重力とそれに対する筋肉の緊張と弛緩などの力加減を察知するのが、耳の奥にある三半規管なのだそうです。
その三半規管から脳への伝達機能は、通常3~4歳で出来上がるそうなのですが、目が回らない長男(9歳)は、おそらく7~8割程度しか働いていないという事でした。
長男は小さい頃から頻繁に中耳炎になるので、それも関係しているのかを聞きましたが、それは全く関係ないという事でした。
また、このまま7~8割程度のままなのかを聞いたところ、そうではなく徐々に成長していつかは通常の状態には追いつくだろうという事でした。
この機能は、自分の手足の長さや、周囲との位置関係、自分の体の輪郭の把握にも関係しているので、発達が未熟だとこれらがあいまいになってしまいます。
そのため発達障害の子は相手と適切な距離感が取れない事が多いのだそうです。
また、空間における自分の座標把握ができずに脳が情報を求めるので、必死にあちこち走り回ってしまう(多動)のだそうです。
例えばスーパーなどで発達障害の子が走り回って色々なものを触ってしまうのは、スーパー内における自分の位置が把握できないため、それを一生懸命確認しようとしているらしいのですが、それを親が追いかけて止めてしまうとイタチごっこで終わらないので、
「そこのキャベツ取ってきて」
というように、重い物を持たせて重力を感じられる動きをさせると良いと言うお話でした。
爪噛みについても、長男の場合は手先の境界を確認するために刺激を入れようとしているのではないか、という事でした。
長男は着るものに関して感覚過敏もありますが、普通の人なら無意識に自分の表面の感覚をカットできるところ、体の輪郭が曖昧なので、衣服の感触が強く入りすぎてしまうためという事でした。
長男は、ジェットコースターが苦手ですが、三半規管からの伝達が未熟なのも関係しているとのこと。
ただ、中には刺激を求めて異様に乗りたがる子もいるようです。
自閉スペクトラムの子がクルクル回るのが好きなのも,その辺りが関係してるんでしょうね。
神経伝達の成長を促すにはどうすればいいのか・・・
については、長くなってしまったので、明日に続きます。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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