本当にあったアスペル男子の愉快な日々

アスペルガー症候群の長男を中心とした、家族の成長記録

「夜間リリース」における男女平等で思う事


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私はSEの仕事をしているので、時々、

「夜間リリース」

という作業があります。

今はGWなので、特に夜間リリースが多く行われる時期かも知れません。

 

夜間リリースとは、たいてい23時くらいからシステムを止めて新しいプログラムをリリースし、移行後のテストをして、問題なければ終了となります。

作業が終わるのは大体午前2時くらいです。

 

作業が終わった後は近くのホテルに泊まって翌日も普通に仕事をする場合もあるし、そのまま朝まで自分の仕事をして過ごして早い電車で帰る場合もあります。

 

そして実は私、夜間リリース作業をほとんどやったことがありません。

理由としては、私が若い頃も職場では夜間リリース作業自体はあったのですが、時代的に

「夜間リリース作業は男がやるもの。」

と言う暗黙の了解があったので一度も夜間リリース作業に指名されたことがありませんでした。

 

その後私が30代で担当していた職場はそもそも「夜間リリース」が必要ない業務でした(18時くらいからリリースを始め19時頃には帰ることが出来たし、お昼休みのリリースも可能だった)。

その職場で働いているときに、私は長男と次男を出産し、母親になりました。

 

5年くらい前に今の職場に異動してきたのですが、今の職場は、深夜の夜間リリース業務があり、普通に女性も夜間リリース作業をやっています。

 

入社してから20年くらいの間に、世の中は変わったなぁと感じています。

 

私も今まで、

「女性の社会進出の前例を積み上げたい」

と思いながら、男性と同じように頑張って来ていたつもりですが、やはりどうしても世代的にジェンダーバイアスがぬぐえていないという自覚があります。

 

夫も私と同じ世代のため古い考え方が残っていると思うので、ちょっと私が家庭より仕事を優先しすぎると、

「お母さんなのに」

みたいなことを言う場合があります。

 

一昨年くらいに一度だけ夜間リリース作業をやったことがあるのですが、持病のむずむず脚症候群も辛いし、子供たちの夜朝のお世話も夫にお願いしないといけないので、

「一人だけの職場ならともかく、若い男性社員もたくさんいる中で、子持ちの母親がやる仕事じゃないな。」

と思ってしまい、それ以降は一度もやっていません。

おそらく頻繁にやっていたら夫に注意される予感がします。

 

職場で夜勤をしている女性社員は主に20代~30代前半くらいの子たちなのですが、頑張っているなぁと思いつつも、

「女性は体のつくりが複雑だから体調崩すと大変だろうし、深夜に人数の少ない職場に残ってもし何かあったら・・・と言う可能性もゼロではないし、何で男性社員がやってあげないの?!」

とオバサンとしてはどうしても思ってしまうのですよね・・・。

じゃあ看護師さんは夜勤してるけど?って話になってしまいますが。

 

おそらく、いつも夜勤をやってくれている若い女性社員たちはきっとそんなことは思っていないと思います。

気付かない間に、本当に時代は変わっていたんだなと実感しています。

 

彼女たちはおそらく、今後結婚して子供が出来ても、理解のある旦那さんと子育てを上手くやりくりして、ガンガン仕事をこなしていくんだろうなぁ・・・と思っています。

今の彼女たちの、何の疑いもない男女平等でキラキラした気持ちが、いつまでも続きますように。

理解のない旦那さんや環境によって、彼女たちが押しつぶされませんように・・・と願っています。

 

法律としては、以下の様な取り決めがある様です。

深夜業に従事する女性労働者の就業環境等の整備に関する指針