長男(10歳小4)は小さい頃から滲出性中耳炎を繰り返していたため、耳の中を観ることが出来るカメラを購入し、時々長男の耳の観察をしています。
先日、久しぶりに長男の耳の中を観察したところ、鼓膜の一部が白っぽくなっていることに気付きました。
こちらが写真です。耳垢のある所は水色でぼかしました(笑)。
鼓膜が白くなっているのがわかりますでしょうか。
両耳の鼓膜ともこのように一部分が白くなっています。
以前から白っぽい部分は見えていて、最初は中耳炎が治っておらずの鼓膜の奥の膿が見えているのかなぁと思っていました。
でも最近、チューブを抜いた鼓膜の炎症が治まってきたからか、白い部分がよりはっきりしてきて、何だろう?という感じになってきたのです。
調べて見たところ、「鼓膜の石灰化」と言う症状なのではと言う結果にたどり着きました。
見せる耳鼻科治療 耳鼻咽喉科かめやまクリニック 山口市 山口県|急性中耳炎と滲出性中耳炎(症例)
上記リンクの一番下に、「鼓膜の石灰化」と言うタイトルで長男の鼓膜に似た写真があり、説明は以下のとおり。
両鼓膜とも、白くなっている部分があります。中耳炎を何度も繰り返すと、鼓膜にカルシウムが沈着して白くなることがあります。この場合、中耳炎自体が治っていれば治療の必要はなく、聞こえ方にも問題はありません。
ただ、こちらのサイトには「鼓室硬化症」として心配なことが書かれています。
鼓室硬化症
~子供の頃に中耳炎を繰返して、鼓膜や音を伝える骨の関節が固くなった中耳炎の後遺症です~小児期に急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰返したり、耳漏(みみだれ)が続く中耳炎を繰返すと、鼓膜や耳小骨の関節が石灰化や硝子変性で堅くなります。中耳の中の鼓室が固まるので鼓室硬化と言います。
さらに、鼓膜が一部菲薄化する、鼓膜穿孔が残る、鼓膜の一部が鼓室の奥の粘膜に癒着する、などの所見も合併する場合が多いです。
残念ながら一度固まった粘膜や骨は改善しませんので、伝音難聴が後遺症となります。手術的治療として鼓室形成術がありますが、硬化の程度が強い場合には、単純性鼓膜穿孔に対しての手術ほどの聴力改善は期待できないことが多いです。
この白い部分は一生このままなのかも知れません(涙)。
長男は一応耳は聞こえていると思いますが・・・心配です。
中耳炎自体が治っているのかどうかもよくわからないので、そろそろ耳鼻科に行って診てもらおうと思っています。