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最近、図書館で『発達障害と呼ばないで』と言う本を借りて読みました。
前半の内容で作者が言いたいと思われる事としては、
・「発達障害」と「愛着障害」の症状が大変酷似しており、育つ環境などを確認しなければ見分けがつかない
・子供の育つ環境が発達に大きな影響を及ぼす
・赤ちゃんのうちは特定の相手との密接な関係が必要である
と言う事だと思います。
「愛着障害」とは、特定の愛着対象(保護者など)との結びつきが損なわれた状態で、愛着はその後の発達の土台となるため、愛着が不安定な人では、発達の問題もみられやすく、対人関係のみならず、社会的、情動的、行動的、認知的発達やストレス耐性に使用を抱えやすく、愛着は異伝要因による発達の問題に匹敵する影響を及ぼすことがわかってきたと言うことです。
「発達障害」も「愛着障害が原因となる発達障害の様な症状」も、元々そういう素質(遺伝子)を持ち合わせていなければ症状は出ない様ですが、自閉症やADHD等の発達障害の症状が強くでるのか、定型発達児として扱われるほどに非常に軽く済むのかは、生育環境によるところが大きい、と言う事も書かれていました。
今まで、
「発達障害は親の育て方が悪い訳ではない」
と言うのが一般論でしたが、確かに環境要素が無いのであれば「療育」という考え方も無いはずで・・・。
先天的な発達障害そのものについては、確かに育て方は関係ないのですが、その後、元々の素質以上に重くなってしまうか、軽くなるのかは、環境によるところもある、と言うことですね。
確かにわかっていたのですが、一方で全く気づいていなかった部分を突かれた様な気持ちでした。
発達障害を持つ親のためには、
「発達障害は親の育て方が悪い訳ではない」
と言う言葉も救いとしては必要だけれど、その後に必ず、
「ただし周囲の接し方で今後改善もするし、悪化もします」
と言う言葉もあるべきなのかも知れません。
とにかく子供への適切な愛情は発達するためにはとても大切なのですね。
この本はなかなか内容がアグレッシブなのですが(笑)、後半の内容についても面白い部分があったので、また明日書こうと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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