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昨日記事に書いた『発達障害と呼ばないで』の後半部に関する内容と感想を書こうと思います。
著書の中で、自閉症スペクトラムは親が優秀な家庭、上流階級に多いという記載がありました。
多くの慢性疾患や障害は、概して社会経済状況の劣悪な階層ほど有病率が高くなるのが普通であるのに対し、自閉症スペクトラムはどういうわけか有病率の社会的勾配がむしろ逆転するのだそうです。
まず考えられるのは、
「上の階層ほど子供に問題を感じたときに受診という行動に至るため、診断率が上がるのではないか」
という原因ですが、その可能性を加味した大規模なモニタリング調査の結果においても、上の階層のほうが有病率の頻度が高いという結果が出ていました。
そしてアメリカでは、名だたる会社やバイオテクノロジーの研究所が集まり、一割を超える住民がバイオ産業で働いているニュージャージー州において、アメリカ全体の2倍近い水準(49人に1人)で自閉症スペクトラムの有病率がみられ、さらには、IT産業の聖地であるシリコンバレーにおける自閉症スペクトラムの有病率は1割を超えるということでした。
これらの事実は、
「自閉症スペクトラムの遺伝要因が強く働きすぎると障害を引き起こすけれども、適度に存在する場合には、むしろ知的、技術的才能と結びついたものであるというポジティブな意味を持つことを裏付けている」
と、書かれていました。
我が家は上流階級ではないですが、この報告を見る限り、長男が将来、社会に役に立つ人間になれるかどうか、という観点においては、
「適性のある職に就くことができれば、もしかしたら何とかなるかもしれない・・・」
と前向きな気持ちになることができました。
ただし、社会的に成功するからといって幸せな家庭を築けるとは限りません。
コミュニケーション能力については、継続的な向上努力が必要だと思っているので、これからも長男が
「相手を思いやれる男性」
になることを目指し、頑張って行きたいと思います。
この本は、昨日の記事でもアグレッシブと表現しましたが、あまり今まで聞かなかったような角度からの検証結果や内容が書かれているので、
「本当なのかな??」
と思いつつ、面白く読むことが出来ました。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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