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先日図書館に行ったら、たまたま『自閉症の僕が跳びはねる理由』『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』があったので借りて読んでみました。
時々テレビでもやっていますが、現在は世界30か国以上で翻訳されたベストセラーです。
「大きな声はなぜ出るのですか?」
と言った58の質問に、著者で重度の自閉症である東田直樹さんが答えている本になります。
東田直樹さんは自閉症のために話すことは出来ませんが、文字盤を前にすると会話が出来ます。
自閉症者が高い表現力を持つのは世界的にも極めて稀なことで、この本のおかげで自閉症の人にも知性が愛情がある事を多くの人が知るきっかけになったのです。
どの程度、周囲が編集に協力したのかわからないですが、とてもきちんとした文章で書かれてあり、私も自閉症の人がこんな風にしっかりとした深い考えを持っているなんて知りませんでした。
「すぐに返事をしないのはなぜですか?」「声をかけられても無視するのはなぜですか?」など、長男にもあてはまる質問がありました。
「声をかけられても無視するのはなぜですか?」については、
「ずっと遠くの山を見ている人は、近くのたんぽぽの可憐さには気が付きません。近くのたんぽぽを見ている人は、遠くの山の緑の美しさには気づかないのです。僕たちにとっては、人の声というものはそんな感じです。声だけで人の気配を感じたり、自分に問いかけられている言葉だと理解したりすることは、とても難しいのです。
声をかける前に名前を呼んでもらって、僕が気が付いてから話しかけてもらえると助かります。」
と書かれてあり、きっと長男もそういうところがあるのかな、と思いました。
『自閉症の僕が跳びはねる理由』は中学生の時に書いた作品、『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』は高校生の時の作品ですが、『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』の方が文章が長く難しくなっていて、彼の成長を感じる事が出来ました。
自閉症の人がみんな同じ様に考えているとは限らないですが、彼らの内なる心を知ることが出来る貴重な書籍なので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
今日も読んでいただきありがとうございました。
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