昨日、このような記事を読みました。
「落としてくれてもいいから、受けさせてほしい」とも言ってみましたが、先生はひどく困った顔をして、「でもねえ…」とつぶやくだけでした。「息子のような子どもは受け入れたくない」「厄介ごとを抱え込みたくない」と思っているのが分かりました。とても耐えられず、その場を後にしました。
ところが、その直後、筆者の背後で、その主任の先生が次に来た他の親子に満面の笑みを浮かべて、すんなり願書を渡しているのが見えたのです。とめどなく涙があふれ、もう振り返ることはできませんでした。筆者と息子がいるのは世間から隔離された異次元のような場所で、周りの人との間には、目には見えないけれど分厚い「壁」がある…。
どう頑張っても、壁の向こう側に私たちは行けないのだとそのとき思い、がくぜんとしました。
幼稚園に入園する頃って丁度3歳くらい。
発達障害の子は多動など目の離せないなどの症状が超ピークの年頃なんですよね・・・。
でもこの子は、
「言葉は発しないけれど、おとなしい性格で他害行為や多動の傾向はない」
と書かれています。
このレベルでダメとは、ウチの長男が幼稚園に入ろうと思っていた場合かなり厳しかったんじゃないか・・・と今更ながら気づきました。
たまたま私が働いていたために、発達障害の見分けがつかない0歳から保育園に入ったので、そのまま問題なく小学校入学直前まで過ごすことが出来ましたが。
この方は、幼稚園の選択肢を家から通える範囲から都内に広げ、ようやく「居場所」と呼べるような幼稚園を見つけることが出来たようです。
このような幼稚園が自治体内の各地域に1ヶ所ずつでも出来るといいなと思います。