ご訪問ありがとうございます。
ブログ更新のモチベーションUPのため応援クリックお願いします。
--------------------
昨日の記事で、四谷大塚で長男が苦戦していた国語の問題の内容に驚いたという記事を書きましたが、
どういった問題だったのか、一部を紹介します。
例1)
「このあたりで、くろいこいぬをみませんでしたか?」
と泣いている子供に対して、
「いいえ。みていませんよ」
という答えの後に続く言葉を、相手の気持ちをよく考えながら答える問題です。
正解は
「いっしょにさがしてあげましょうか?」
と言うような言葉になります。
例2)
「ぼうや、おとしたわよ!」
と、ハンカチを持ったおばあさんの絵に対して、①②どちらの回答がよりよいかを答える問題です。
①はい。おとしました。ポケットからおちたようです。
②あ、きがつきませんでした。ひろってくれて、ありがとうございます。
正解はもちろん②になります。
例3)
「わたるくん。このあとあそぼうよ!」
とお友達に誘われたとき、①②どちらの回答がよりよいかを答える問題です。
①だめなんだ。いっしょにあそべないよ。
②ごめんね。きょうは、いそがしくてあそべないんだ。またこんどあそぼう。
正解は②になります。
自閉スペクトラム症の長男は、こういう風に相手の気持ちを考え、フォローするような一言を添えるのが苦手(というか現時点では多分出来ない)なので、これらの問題は、長男にとっては神だと思いました(笑)。本当にありがたい・・・。
例えば例2と例3の①の回答(不正解の方)は、いかにも自閉症の子が言いそうな回答だと思います。ちゃんと応答はしているのに、何か変、人として大事な何かが欠落しているのではと思われてしまう回答。
どうりで長男が苦戦していたわけだ・・・。
社会に出てからも、例えば上司やから急に仕事を依頼されたとき、
「今は〇〇の仕事があるのですぐには無理なのですが、今日の午後からの着手でもよければ是非やらせてください!」
という様に回答すべきところを、発達障害の人たちは、
「出来ません。」
と事実だけを答えたり、もしくは、何て答えていいのかわからず言葉に詰まる(無反応に見える)ことが多いため、可愛げがない、何を考えているのかわならない、などと思われて職場の人たちとのコミュニケーションでつまづき、二次障害に発展したりするのかなと思うのです。
なので長男にはこういうシミュレーションを沢山して、頭の中のパターン登録を増やしていくしかないのだろうと思います。
小さいころからコツコツやっていれば、そのうち自分で応用出来るようになるかもしれません。
私としては正直なところ、
「小学校の国語なんてわざわざ塾で勉強する意味が分からない」
と思っていたのですが、これは長男には非常に良い問題なので、本当に四谷大塚のリトルスクールに通うことにしてよかった・・・と思いました。
これらの問題については、家でも、
「犬を探すのを手伝うとき、長男君がどうしても用事があったらどう伝える?」
などの様に、いろいろ応用して長男をお話ししていこうと思っています。
今日も読んでいただきありがとうございました。
--------------------
アスペルガー症候群・発達障害に関する様々なブログを読むことが出来ます。
↓↓(このブログの各カテゴリー内ランキングも確認できます)
判断が難しいアスペルガー症候群の子供たちの未来のために、こちらのバナークリックで応援いただけると嬉しいです。
↓(ランクアップして少しでも多くの人に読んでもらいたいと思っています)