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今、図書館でかりた
『発達障害に生まれて』
という本を読んでいます。
勇太君と言う自閉症の子を育てるお母さんの記録になります。
発達障害の子供を育てる母親の本音が書かれていて、共感できる部分も多く面白いです。
まだ最後までは読み終えていませんが、その中で、アスペルガー症候群の子供のケースが載っていて、おそらく私が今まで読み聞きした中でも最悪のケースだったので、書いておこうと思います。
子供の名前はT君。
T君の両親は、よく喋るし知能にも問題ないため、T君が発達障害(アスペルガー症候群)であるとは夢にも思わずに過ごすことになります。
T君は小学生の頃から、しょっちゅう友人とトラブルになり、担任から話を聞くと、明らかにT君が悪い悪いため、父親はT君を厳しく叱り、妻にはしつけ教育の悪さを責め、それが何年も延々と続き、夫婦の間でもいさかいが絶えなかったそうです。
そのうち学校でいじめられルようになり、一人も友達が出来ないT君。
相変わらず、担任の先生は「問題はT君にある」と親に指摘。
父親はますますT君に腹を立て、手を挙げることも。
ただT君はかなり学業の成績が良かったので、地元で比較的レベルの高い高校に進学。
しかしそこでも対人関係は上手くいかなかったそうです。
T君は絶えずイライラし、母親に怒りを爆発させることも。
睡眠障害になり、学校に遅刻することが多くなり、成績はどんどん落ちて行き、高校3年生で不登校になり、結局退学。
しだいに引きこもりの生活となり、昼夜が逆転し両親との会話は激減。
20歳を超えるとお酒を飲むようになり、部屋にこもって壁を蹴り、叫び声をあげるようになりました。
結局、朝も夜も睡眠薬を服用し、眠っているか暴れているかのどちらかのような状態となったそうです。
T君を説得の上、ようやく精神科を受診。
Tさんがアスペルガー症候群で、それを周囲が誰も気づかなかったために、二次障害を起こし、心のバランスを失ってしまったという事が判明。
Tさんは
「親は何をしていたんだ!俺の人生は何だったんだ!!」
と激怒し、暴力をふるい包丁を持ち出すようになってしまいました。
夫婦はTさんを自宅に残し、アパートに移り住み、解決の糸口は全く見えていないという事です。
こんなことって・・・不幸すぎます。
小学生~高校生くらいまでの10年間、テレビや書籍など、発達障害に気づけるきっかけは無かったのでしょうか?
また精神科で全てがわかった時点で、親も心から謝罪し、自分の子育ての失敗を認めたのでしょうか。
父親はプライドが高そうなので怪しい・・・と感じます。
まずは、今まで何もかも母親のせい、子供のせいにして、本当の子育てから逃げてきた事を認め、
「子供の気が済むなら一度くらい刺されてもいい」
「自分の人生を投げ捨てて、この子の人生を救ってやらなければ」
位の気持ちで立ち向かうべきだと思います。
そうしないと、無関係な人を相手に犯罪を起こしかねません。
そのうえで、
「T君はまだ若いし、頭がいいのだから、”一緒に”人生やり直そう!」
と言ってみるしかないと思います。
Tさんは今どうしているのか・・・。
少しでも、幸せになっているといいのですが。
本を全部読み終えたら、また感想を書くかもしれません。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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