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先日テレビを見ていたら、時々耳の前に穴がある人がいて、その穴の原因などについて放送されていました。
耳の前の穴とは、耳瘻孔（じろうこう）と言うらしいです。
すると長男が、
「２年生の時同じクラスだった〇君の耳にもあったよ！」
と教えてくれました。
私は、
「〇君にその穴の事、言ったの？」
と聞いたら、
「〇君は穴があるのに気づいてて、自分で穴の事を言っていたけど、気にしてるといけないから何も言わなかったよ。」
と、長男。
ＡＳＤの特性として、空気が読めずに「キミ、太ってるね」等、確かにそうなんだけれど、普通は言わない様な事を正直に言ってしまう傾向があります。
もしかすると長男は、人の外見や、悪いところについて、正直に言い過ぎない方が良いという事を学びつつあるのかも・・・？知れません。
これも日々の積み重ねだと思います。
テレビに出ている人や実際の身近な人で、手足が無かったり、肌の色、太っている、背が小さすぎる・・・など、ちょっと個性的な外見を持つ人がいた場合に、
「もしかしたら気にしていないかも知れないけど、中にはすごく気にしている人もいるから、その人の前ではその事についてはふれないであげてね。でも困っていたらさりげなく助けてあげること。そして、もし本人から言って来たら、僕は気にならないよって言ってあげなさい。」
みたいなことを、繰り返し、繰り返し、しつこく教えてきました。
長男が、本当に相手の立場に立って心から理解して行動しているのかは分からないですが、結果的には正しい行動が出来る様になってきて良かったと思います。
こういう事は色々なパターンをつぶしこんでいかなければならないので、今後も気づき次第長男に教えて行きたいと思います。
そして、このまま長男が、人を傷つけることなく、優しい男性に育ってくれると嬉しいです。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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