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少し前の話になるのですが、通級の企画で、発達障害の講習会に参加しました。
先生のお話では、日本は先進国になって、ほとんど高いIQを必要とする仕事が多くなってしまい、IQが低い人が出来る仕事が少なくなってきているというお話でした。
また、発達障害の子がじっとできなかったりする理由についても話してくれました。
人間には「前庭感覚」と言う感覚があり、
・回転を感じる感覚
・スピードを感覚
・動き(高低差)を感じる感覚
と言う役割を果たしているのですが、発達障害の子はそれが弱いので、より刺激を求めてクルクル回ったりして自分の体を確かめてしまうのだそうです。
また、小学校の朝礼などでも、立っているだけで体が揺れてきてしまうので、まっすぐに立ちじっと動かない努力が必要になります。
そのうえ、先生の話を聞くというのはとても大変なのだという事でした。
発達障害の人が、1日普通の人と同じように過ごすだけでとても疲れるというのは、こういう細かい苦労の積み重ねから来るのでしょうね。
また、感覚過敏についても研究結果のお話をしてくれました。
あるところに定型児と発達障害児の子供を集め、突然太鼓の大きな音を繰り返し鳴らすという実験をしたところ、普通の子は回を重ねるごとに太鼓の音に慣れていき、段々驚かなくなっていくところ、過敏な子はいつまでも慣れずにずっとビックリしてしまう事がわかりました。
よく発達障害の子に「嫌な事でも何度もやってみれば慣れるのではないか」と、嫌がる事を強制してしまう場合がありますが、それは全く効果が無いという事です。
ただし、以前テレビで、自閉症の天才ピアニストの子が、新幹線に乗れるようになるために、youtubeで電車の音などを聞いて騒音に慣れる努力をしていたので、本人のやる気があれば、慣れていく可能性はあると思います。
また、定型児は自分で勝手に学習できるけれど、発達障害の子はそれが出来ず、上手く学習できていないものを中高生になってから教えるのは反抗期も始まったりしてとても大変になるので、小さくて素直なうちに色々と教えてあげることが大切だという事でした。
例えば、発達障害に気づかず、何年も生きづらさを抱えてきた子が、何年も悩んで小学校高学年~中学生くらいで不登校になったとします。
そういう子をまた学校に行かせようとするのはほとんど無理なのだそうです。
本人も悩みに悩んで、ようやく「学校に行かない」と言う道を見つけたので、それはかなり固い意志で、動かしようが無いのだそうです。
なので、出来るだけ早いうちに見つけて、解決に導いてあげることが大切だという事でした。
最後に、ここ最近の研究結果では、小さい頃の特性と大人になった後の状態とで、以下の様な傾向があることが分かったそうです。
・小さい頃多動だった子ども→思春期以降多動はおさまる
・小さい頃不注意だった子ども→名物社長or会社の困ったさん
・小さい頃何も問題なかった→思春期以降不登校になる
多動で困っている子どもを持つお母さんは、将来に期待が持てますね。
不登校になってしまう子は、何も問題が無かったのではなく、きっと一生懸命いい子を演じているだけなんじゃないのかな、と思ったりしました。
他にも色々と興味深い話はありましたが、また機会があれば書こうと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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