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実は先週、夫婦でABA(応用行動分析学)の学習会に参加してきましたので、その事について書こうと思います。
学習会は、長男が毎週学校で受けている通級が主催で、講師はスクールカウンセラーの方でした。
参加者はほとんどがお母さんで、男性は3名のみ。
ABAについては、私もたまにネットなどで記事は読んだりした事はありましたが、しっかりと勉強した事はおそらくありません。
講師の方は、実際に高校生の息子さんが自閉症のため、息子さんを良くしていくために学校に通ったり、資格を取ったり、色々な努力をしていたら、結果的に縁あってスクールカウンセラーになっていた、と経歴説明してくれました。
最初はTEACHを取り入れていた様ですが、TEACHは本人の成長よりも環境を工夫する事に重点が置かれていて、将来的に社会に出た時に本当にこれだけでいいのかと疑問に感じ、ABAを勉強しはじめたという事です。
ABAとは「応用行動分析学」と言われているように、ある困りごとに対して、困りごとになる要因を「いつ」「どこで」「どのように」と言うレベルで分析し、何が悪かったのかを検討します。
そしてその要因を解決するための支援の方法を検討し、後続刺激として、出来た時には褒めるなど、本人にとってう達成感を感じられるご褒美を与えることで、困りごとを減らしていこうと言うものです。
もしかしたら、様々な工夫を重ねた結果、近い事ができている方もいるのではないでしょうか?
例をあげてみると・・・。
①困りごと
宿題をせずにゲームをしてしまう。
②普段の行動
「宿題をやってからおやつね」
と声をかけるが(先行刺激)、ゲームを始めてしまうので、
「早くやりなさい」
としかる(後続刺激)。
③達成して欲しい事
ゲームの前に宿題をやる
④原因分析
(先行刺激)
・ゲームをして集中しているときに伝えている
・宿題をやるのに2時間かかる
(後続刺激)
・先にゲームをやった際、罰を与えている
⑤改善策
(先行刺激)
・宿題の時間を設定する(ゲームに触れる前)
・少し頑張ればできる量に調整する
(後続刺激)
・宿題を終えたらすぐに好きなお菓子
・1週間出来たらポケモンが出来る
・シール表を作る
一番よくないのは、困った状態になってしまってから叱ることだそうです。
それは私もかなり同感で、今まで何も手助けせず本人に任せきりだった事については、たとえ親でもその結果に対してエラそうに責める資格はないと思うんです。
そういう時は、
「ここについては手助けが必要なんだな、気づけず申し訳なかった」
と親も反省しないと、子供は親に対して
「何にもしてくれないクセにこういうときだけエラそうに」
って不満が募るだろうし、子供もやる気が沸かないだろうと思います。
この辺りがなかなか夫に伝わらなかったので、それなりの経歴を持つ第三者から理論的に教えてもらう事が出来て、今回の学習会はかなり収穫があったように思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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