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先日『高機能自閉症児を育てる~息子・Tの自立を育てた20年の記録』と言う本を読みました。
図書館で借りたのですが、個人的に参考にしたいことが多かったので、2回も読んでしまいました。
購入もしようと思っています。
作者の息子のTさんは、3歳になってもしゃべれないと言われた程の高機能自閉症なのですが、母親である作者の試行錯誤や努力のおかげで、普通の人と同じ学校に進み、最終的には京都大学に入学しています。
知能の遅れが無く研究熱心なので学業は非常に優秀なものの、人とのかかわりの面で多くの問題を抱えていたTさんでしたが、作者は都度Tさんにとって何が一番良いかを考え、学業のレベルに囚われることなく幼稚園選び~学校選びをしていたように思います。
最終的に、Tさんの好きなことが学べる大学に入れたのは幸せなことだと思います。
本ではTさんが大学生になるまでのことしか書かれていないので、その後、就職や結婚がどうなったのかまではわかりません。
私がこの中で一番参考にしたいと思ったのは、Tさんのマニュアルづくりのところです。
作者は、Tさんへの注意点や対応方法などをマニュアルにし、学校に渡しています。
例えば、先生が生徒を注意する際、他の生徒への注意だとしてもTさんが怒られている様に受け止めパニックになる場合があるため、
「叱る時は誰に注意しているのかを明確にして欲しい」
と言った内容です。
このおかげで学校側も、Tさん自身も、だいぶ学校生活が楽になった様です。
いじめもありましたが、学校や保護者に働きかけを行い、何とか乗り越えていました。
他にも、人との自然な会話の方法について、ボランティアの方にお願いして訓練もしていました。
本の中では「特別な配慮をしない大人との会話練習」と言うタイトルで記載がありますが、人と話して会話がかみ合わないことについて、自分でそれに気づき修正していく訓練です。
これは長男も小学生くらいになったら同じような訓練をした方が良いと感じたので、小学校1年生までの療育機関が終わった後も、何らかの療育を継続できたらと思いました。
私が出来れば一番いいのですが、家族だと甘えが出たりして難しい様な気がしています。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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