本当にあったアスペル男子の愉快な日々

アスペルガー症候群の長男を中心とした、家族の成長記録

企業はメンタルヘルスの前に発達障害を考慮するべきなのでは?


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先日、以下の記事で職場のAさんの事を書きました。

yumirizu.hatenablog.com

 

Aさんの件で色々な事を考えているうちに、Aさん自身の事や、仕事でAさんにかかわる周囲の人間(社員・協力会社・顧客・家族)、部署の売上や利益などについて考えると、ウチの会社や部署はもっと発達障害について着目した方が色々とうまく行くのではないか?と思いました。

 

ここ数年で各企業は「メンタルヘルス」についてかなり重要視するようになって来ましたが、上司は部下を見て
「この社員はどうみても今の仕事に適してないな、荷が重すぎるな」
と思ったら、仕事のレベルを下げたり適切な職場に異動させ、うつ病の発症を未然に防ぐ事が大切ですが、その判断が非常に難しいと思います。

 なぜなら普通の人間は、
「人間だれしも努力すれば出来るはずなのだからもっと頑張れ!!」
「壁を乗り越えた時の達成感や自信をつけさせてあげたい!」
等と思ってしまうからです。

でも「発達障害」と言う明確な原因を確認することで、
「生まれつきの脳の問題だから努力では解決できない」
という事を早々に理解して適切な場所に配置する事で、周囲も本人も長期にわたって苦しむ事を防ぐことが出来ると思いました。

 

それに社員が一旦うつ病になってしまうと、ほとんど働き手にならないにもかかわらず、通院やら休職やらで有休や手当等のコストがかかってしまいますし、復職後も周囲は腫れ物に触るような対応を迫られることが多いです。

その点、事前に気づいて仕事内容を変えれば、継続して働いてくれるし、本人のレベルに見合った給与に変更することも出来ます。

本人はもしかすると降格や給与ダウンで多少は落ち込むこともあるかも知れないですが、日々の生活が楽になり、結果的には幸せだと感じるのではないかと思います。

 

問題としては、
発達障害であるかどうか」
と言う情報がかなりセンシティブな情報であるため、本人に全く自覚が無い場合、認定までの流れが非常に難しいという事かなと思います。

 

それに、上司からの誘導で自分の発達障害に気づき、
「気持ちが楽になった、助かった」
と思う人もいるかもしれませんが、受け入れられず
パワハラだ!イジメで窓際に追いやられた!」
なんて不満に思う人もいると思うので、課題は多いかも知れません。

 

私の職場のAさんは、自分の年齢や職位から、自分の能力以上の仕事内容を日々求められており、ストレスから夜もあまり眠れないそうです。

ただし、子供の学費もかかるのと、定年まで10年を切っている事もあり、
「何とかこのままうまく切り抜けて定年退職金をもらって辞めたい」
と思っているという話も聞いています。

 

でも結果的にストレスで病気になってしまった場合、絶対に給料が下がっても自分に適した仕事に異動する方が幸せだろうと思いますが・・・家族の事もあるでしょうし、すごく難しいです。

それでも一応Aさんに関しては、周囲が一生懸命異動先を探してはいるのですが、単純な事務作業は派遣の人の方が上手いし、本人のプライドもあるだろうしで結局行き場が無いため、多少は知識がある今の職場にいる、と言う感じです。

本当に会社っていいところだな・・・と感じます。

ウチの職場に若手社員が来たら、
「こんな感じでもクビにならないのね」
と思われてしまいそうで怖いです。


ネットでこんな企業研修を見つけました。

ダイレクトコミュニケーション企業研修

今後、色々な企業の管理者研修でこのようなタイトルがもっと増えたらいいのにと思います。

 

 

 

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